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酵素生活を始めたい!酵素は何から摂取できる?

酵素生活を始めたい!酵素は何から摂取できる?

今話題の酵素。酵素は美容や健康に良い、ダイエットにもなる!ということで、酵素をたっぷり摂取する酵素生活を始めたいなと考えている方も多いでしょう。酵素サプリや酵素ドリンクが続々と発売されていますが、サプリやドリンクに頼らないと酵素は摂取できないのでしょうか?

いいえ、そんなことはありません。酵素は私たちがいつも口にする食材にも含まれています。食生活を少し変える、あるいは工夫を加えるだけで酵素生活を始めることができます。酵素を多く含む食材やおすすめの酵素食材の食べ方をご紹介していきますね。

そもそも、酵素とは?

酵素が体にいいらしい!と話題になっていますが、そもそも酵素とは何なのでしょうか?日本栄養士会が運営するWEBマガジンにはこう書かれています。

  • 生体内で行われる多種多様な化学反応を触媒する高分子化合物の総称。タンパク質だけから成るものと、タンパク質と低分子化合物から成るものがある。一般の無機触媒に比べ促進の度合いが高い、穏やかな条件で進行するなど特異性が著しい。醸造、食品工業、製薬工業に広く利用されている。

出典元:https://www.nutas.jp/glossary/hiragana/id1787.html

体の中で起こる様々な化学反応というのは、食べたものの消化・吸収や筋肉の合成・分解といった現象のことです。酵素はこの化学反応を助ける働きをしています。体内に十分な酵素がないと、消化吸収がスムーズに行われず、代謝や筋力が落ち太りやすくなったり体調不良の原因となることも。

酵素はもともと私たちの体内に存在している(潜在酵素)ものですが、加齢やストレス、生活習慣の悪化により働きが鈍くなることがあります。

酵素を多く含む食物を食べることで、体内酵素の働きを活性化させることができます。ただ、酵素を含む食材をむやみやたらと食べたところで、体内の酵素が活性化するというわけではないようです。

  • 食べ物は一旦、これ以上分解できないという最小単位までバラバラに分解されます。これが完全に消化するということ。
    最小単位の栄養素(アミノ酸など)にまで分解されて初めて、血液に乗って全身を巡りますが、
    食べ物によっては最小単位になるまでなかなか分解されにくいものもあります。
    つまり化学調味料などの人口添加物が多く含まれた食品やインスタント食品などは、
    胃や腸での消化に負担や労力をかける食べ物です。
    しかし、発酵食品は発酵によってすでに栄養分が最小単位の細かさにまで分解されていますので、
    食べたらすぐに栄養素として利用されやすくなります。これが「なぜ酵素を摂ると体に良いか?」という本当の理由です。
    また消化のための酵素を浪費しませんし、新陳代謝のために酵素がしっかり仕事をします。

出典元:https://www.kouso-eos.com/kouso.php

つまり、食物酵素を効率的に体内に取り入れるためには、発酵食品や加工や熱処理されていない自然に近い状態の食物を食べることが大切ということです。

酵素生活におすすめの食材

■発酵食品■

納豆、味噌、漬物、醤油、みりん、キムチ、ヨーグルトといった発酵食品には食物酵素が含まれています。日本人は普段から発酵食品を多く摂取する食文化を持っているので、発酵食品を毎日の食事に取り入れることはさほど難しいことではありませんよね。

食材を調理する場合にもキムチ炒めにしたり、味噌煮込みや味噌炒めにすると良いでしょう。調理法や調味料に少し気を配るだけで、食物酵素を取り入れることができます。

  • みそを作るときに使われる麹菌は、体の健康を保つ様々な働きを持つ酵素を生成します。麹菌が生成するアンジオテンシン変換阻害酵素は、血圧を平常に保つ働きがあると言われています。

出典元:https://www.dietitian.or.jp/healthcooking/tenkai_30_kihon.html

■生の食材■

酵素は熱に弱く、加熱すると死滅すると言われています。

  • 酵素の中には20℃程度の低温で働くものもありますが、ほとんどの酵素の至適温度は、37℃前後です。

たんぱく質からなる生卵に火を通すと、ゆで卵や目玉焼きのように色が変わり、生卵のような流動性はなくなります。酵素もたんぱく質からできているため、熱が加わると変化して、酵素の働きも失われてしまいます。

出典元:http://www.japanclinic.co.jp/counseling/detail.php?id=29

生野菜や生魚、果物など非加熱の食材を多く食べるようにすると酵素を取り入れることができます。

おすすめのレシピは、お刺身やカルパッチョ・生野菜のサラダなどですね。調理した野菜や魚を食べる場合には、発酵食品のヨーグルトで作ったソースをかけたり、お醤油や味噌ベースのドレッシングをかけて食べるようにすると良いでしょう。

また、酵素を多く含む食材として有名なのはパイナップルと大根です。大根はすりおろして食べると摂取できる酵素の量が増えると言われています。大根には細胞膜がありますが、すりおろすことで細胞膜が破壊され、閉じ込められていた酵素が排出されるからなのだそうです。焼き魚や揚げ物のお供に大根おろしを添えて食べる習慣をつけてみましょう。お刺身も大根を細切りにしたツマではなく大根おろしと一緒に食べると、より効率的に酵素を摂取することができます。

食事はバランスよく!

酵素の働きを活性化させる「補酵素」も酵素と一緒に摂取することが好ましいと言われています。この「補酵素」に当たるのはビタミンやミネラルといった栄養素です。酵素を含む食材を食事に取り入れつつ、偏った食事をするのは避けましょう。酵素は熱に弱いからと、非調理のものばかり食べ続けるわけにもいきませんよね。栄養バランスのとれた食事を心がけてください。

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